経歴

1979年8月12日、教師の両親のもとに、3人兄弟の長男として、Málaga(マラガ)に生まれる。
幼少期から美術に対して際立った関心を持ち、手にした紙は全て、表現力と色彩に満ちたスケッチに姿を変えた。学校では芸術表現に秀でた生徒…。彼のあらゆる感情が、絵を通して表されていた。
彼が7歳の時、一家はマラガの東海岸にある町に住まいを移し、学校での勉強の傍ら絵を描き続けた。
彼の素質に気づいた両親の考えで、マラガにある私立のデッサン・絵画学校にわずか10歳で入学し、21歳まで在学。大学で美術を学ぶための準備として、11年間にわたって恵まれた教育環境に身を置いた。
この頃から作品の依頼が届き始める。題材として人気があったテーマは、風景、海、静物画であった。
このように非常に若くして、情熱を傾ける対象である絵画の制作を始め、自らの才能を示すことに控え目であったにもかかわらず、複数の施設で彼の作品が展示されるようになった。
代表的な展示施設は、マラガのフレンチ・スクール、ヨットクラブEl Candado(エル・カンダド)、現代美術文化センターなどである。
また、彼自身も自分のスタイルを研究し、変化させていく。その作風の特徴は、簡明で色鮮やかな具象表現と、非常にポジティブな表現主義にある。ポジティブさが作品の中心になり始めたのは、この頃からである。
高校卒業後の17歳、家族にとって全く予期せぬことが起こった。彼はマラガ大学の産業技術工学部、機械学分野への進学を決めたのだ。両親は彼の決定を尊重しながらも、息子の将来は美術にあると感じていた。時の流れとともに、その通りであることが証明される…。
大学卒業後、Costa del Sol(コスタ・デル・ソル)の発祥地Torremolinos(トレモリノス)に居を移し、8年間にわたって品質保証、金属構造物、環境の関連分野で産業エンジニアとして勤務しながら、本当の天職である絵画作品の制作を続けていた。
仕事での成功を利用するとともに、革新の必要性を感じ、共同経営者とスペイン南部屈指のディスコのオープンを決定。トレモリノスにあるディスコParthenon(パルテノン)は、ナイトライフの象徴的存在である。
順風満帆な日々を送りながらも、その幸せを満喫できない何かが、彼の胸の内に残っていた…。自分の情熱である絵画、家族、愛情に、時間の全てを費やすべきだと感じていたのだ。
そのため、ある日、エンジニアリングから離れロンドンに移り住んで、ビジネスには限定的にのみ携わることを決意した。
ついに自分の居場所を見つけた、彼はそう感じている…。雨をこよなく愛し、ロンドンの灰色の空は、彼にとってインスピレーションの源、色鮮やかに描き出すキャンバスであるとともに、心に抱くポジティブさを共有する対象でもある。